下町ロケット2 ガウディ計画の感想
池井戸版「白い巨塔」。もちろんスゴく面白いんですが、前巻と比べると勧善懲悪で「わかりやすい」と感じたのは、TVドラマ化や新聞連載を前提に書かれたから?。「実直さ」VS「虚偽」で最後に敵失で逆転勝利・・・みたいな展開は、池井戸さんが望んで書きたいことだったのかなあ。
読了日:9月29日 著者:池井戸潤
洗浄と殺菌のはなし (ビジュアル図解)の感想
嘔吐物の処理の仕方とか、大変参考になりました。シャワートイレの水流が感染の原因になるとか、身の周りのチェックポイントが満載。我々は「常在菌を守る」とか「洗いすぎは栄養を損なう」とか言ってなるべくナチュラルな状態を好んだりするけど、食べ物を提供したり衛生を管理する立場の人達は、つねに子供や老人や体力の低下した「一番抵抗力の弱い」人達のことを考慮した行動を取らないといけないのですね。
読了日:9月28日 著者:新名史典編著,隈下祐一著,加藤信一著
萌えを立体に! (星海社新書)の感想
デフォルメされまくってリアルの縮尺なんかお構いなしの二次元キャラを三次元で再現するのってスゴい職人芸だなと思っていましたが、やはり想像通りでした。筆者がみずからの原型製作の体験記もポイント高いです。
読了日:9月28日 著者:ミカタン
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだらの感想
「もしドラ」は辛うじて読み物として成立していたけど、こちらは薄っぺらさがさらに増した感じ? 人間って「こうなりたい」を実現するために膨大な努力とか試行錯誤とか反復練習を必要とするものじゃないのかな。私にはこの本の登場人物達がとても「人間」だとは思えませんでした。あんまりレベル高くないはずの高校に「意識高い系」の生徒がたくさんいて、名門校に入れなかった野球部員達は実はみんな天才で、ドラッガーの理論を拾い読みしたら1年後に大成功しちゃいました。とさ。ワオッ!!
読了日:9月26日 著者:岩崎夏海
レスターの奇跡の感想
英語っぽい言い回しをそのまま日本語に訳しました・・・みたいな。「なんで奇跡は起こったのか?」を知りたかったんですが、結局運がよかったから?
読了日:9月21日 著者:ロブ・タナー
キッチン・ブルーの感想
「給食のおにいさん」で知った作家さん。あちらよりはターゲットを「結婚生活に夢や理想を求めている」女性に絞っている感じです。「夫婦でも一生分かり合えないモノもある」と悟ったおじさんにはちょっとキツイ。
読了日:9月19日 著者:遠藤彩見
こころを病んで精神科病院に入院していました。 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
統合失調症とか鬱とか、言葉は知ってるけど具体的な症状は知らなかった。精神科の病棟も監獄みたいなイメージを持っていたけど、今はこういう感じなんですね。マンガとしては稚拙かもしれませんが、いろいろ読者の世界を広げてくれて、相互理解のために意義ある作品だと思いました。
読了日:9月19日 著者:安藤たかゆき
英雄都市のバカども (2) ~女神と漢たちの祭り~ (ファンタジア文庫)
読了日:9月19日 著者:アサウラ
えんま寄席 江戸落語外伝の感想
いくつかの古典落語の登場人物を血縁関係にして結びつけたお話。えんま様はあんまり存在感無かったかも(笑)人情噺もあんまり立て続けにされると「そんなに情欲に溺れないで、もっと理性的に行動しろよ」って思っちゃうのは現代人だからかな?
読了日:9月19日 著者:車浮代
サイエンスミステリー 亜澄錬太郎の事件簿1 創られたデータ (サイエンスミステリーアズミレンタロウノジケンボ1ツクラレタデータ)の感想
「単なるミステリーでもなく、単なる化学読本でもない、両方楽しむハイブリッド化学本」という表紙のコピーですが、「両方楽しむ」の部分に異議あり。「問題を読み終わる前に回答を言っちゃうクイズ」みたいな。
読了日:9月16日 著者:齋藤勝裕
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者15 (講談社ラノベ文庫)の感想
いよいよ異世界の謎が解き明かされる!! そして世界の危機が!? シンイチくんのリビドーも、あの年頃の男子なら仕方ないか。それより未来人の願望があまりに残念過ぎるってばさ。
読了日:9月16日 著者:榊一郎
スーツアクター探偵の事件簿の感想
オタク心をくすぐる設定が上手いなあ。職人気質の名物監督とか、尖った才能ある若手役者とかの、一見ハードっぽいけどちょっとマヌケなキャラが盛り上げてくれるのも大倉作品のウリですね。ところでエライ言われ方をしていた豆源は売店のおばちゃんに何をしたんでしょうね。気になります。
読了日:9月12日 著者:大倉崇裕
異世界落語 1 (ヒーロー文庫)の感想
異世界の危機を救うために召喚されたのは、「サムライ」でも「ニンジャ」でもなく「ハナシカ」?!。間違えたダマヤさんが「大人なのにビンタされた」って、今時「ビンタ」って聞かないからもう可笑しくて。もう導入の部分で「勝ったも同然」の第1巻でした。これなら魔族ともも落語で和平。って展開はさすがに鉄板すぎる?
読了日:9月12日 著者:朱雀新吾
世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法の感想
「非ネイティブ」に興味が湧いて読んでみたけど、方法論はわりと王道でした。
読了日:9月10日 著者:斉藤淳
田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」の感想
大げさな経済の本かとおもったら、オーガニックなパン屋の話。その視点から見えていたものには確かに考えさせられるものがありました。自然界の食物連鎖はそれぞれが適量を保つことで成立していて、独占とか搾取とかいう概念は無くて、それをやり始めたら大多数が食えなくなるのは必然でしょうね。でもこの本の提案するライフスタイルをみんなが実現するには、増えすぎた人口を間引きするための「コロニー落とし」が必要になるのでは?
読了日:9月10日 著者:渡邉格
Re:ゼロから始める異世界生活 短編集 (2) (MF文庫J)の感想
『死に戻り』のないつかの間の平和。本編がハード過ぎるから短編集の暖かさが際立ちます。この路線は需要あるよなあ。巻頭のイラストで「誰?」ってのがあったけど、あれがスバワールだったのね(笑)
読了日:9月10日 著者:長月達平
下ネタという概念が存在しない退屈な世界 11 (ガガガ文庫 あ 11-12)の感想
下ネタだけど「なんか上手い」と思わせるセリフが多くて、なんか口惜しい(笑)。アンナ先輩も藻女さんも救済されるエンディングでホントよかった。ラノベ屈指の異色作でしたが、正しくて息苦しい世界でも醜い本音で殴りあう世界でもなく、みんなが下ネタで笑っていられる世界がいいよね。
読了日:9月10日 著者:赤城大空
通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)の感想
「観戦や報道ではわからない代表チームがここにあった!」ワールドカップの敗戦で評価を下げて終了したザックジャパンだし、岡田さんと違って大会後に「あの時は」と発言する機会もないわけだけど、「どんな強豪国にも攻めて勝つ」ことを目標にしたこと、ザッケローニが常に紳士で選手をリスペクトしていたことが良くわかりました。長谷部選手や本田選手の行動や発言も非常に尊敬できるものでしたし、ホント通訳の矢野さんはよい仕事をしてくれたと思います。
読了日:9月4日 著者:矢野大輔
恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たちの感想
一見複雑なようで、実は2つの図形が重なっていただけ。みたいな。センスのよい作家さんですが、「ドロドロ昼メロ」と「フツーの女性を王子様が日常から連れだしてくれるファンタジー」が違和感なく重ねられていたと思いました。
読了日:9月2日 著者:森晶麿
ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2 (平塚おんな探偵の事件簿 2)の感想
お嬢様&毒舌執事、魔法使い、幼女ときたら、美女二人組はインパクトに欠けるかな。内容は良くも悪くも東川さんらしいドタバタで、「あり得ないけど可笑しい」お話でした。
読了日:9月2日 著者:東川篤哉読書メーター