2011年12月2日金曜日

11月に読んだ本

11月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:8225ページ
ナイス数:132ナイス

ルー=ガルー ― 忌避すべき狼ルー=ガルー ― 忌避すべき狼
2巻を読んだ後に、10年ぶりに再読。両方を読むといろいろ納得がいく。美緒が「まともな会話のできる榎木津」みたいで痛快。事実よりデータが重要視され、個人端末が生活の前提となっている作中の社会は、現実の近未来を予感させる。10年前にこういう状況を想像した筆者は慧眼だが、われわれの未来に対する発想はあんまり進歩していないのかもしれないな。と思った。10年ぶりでも新鮮で、厚さも気にせず読めて面白かった。
読了日:11月30日 著者:京極 夏彦
よつばと! 11 (電撃コミックス)よつばと! 11 (電撃コミックス)
とても大人げなくて、楽しそうなシャボン玉の場面が素敵でした。期待を裏切らない楽しい作品。ボクもとーちゃんみたいなキャラを目指しているんだけど、うちの娘たちは賢すぎて・・・(笑)
読了日:11月28日 著者:あずま きよひこ
トッカンvs勤労商工会トッカンvs勤労商工会
ユーモラスな装丁だけど内容はかなり深い。女性目線だけど「ちょっと濃い味」ぐらい味付けで、けっこう重い内容を軽妙に読ませてしまう文章力には感心します。自分的にはかなり上位にくる傑作でした。強面でクールな鏡が「茨城県産のイチゴなんか、栃木人に持ってきやがって!!」とイチゴうんちくを垂れるシーンは最高のセンスを感じますし、自称イタリア人ネタは身に覚えありです。筆者のサイトをみたら次作は栃木出張編とのこと。期待☆☆☆。
読了日:11月26日 著者:高殿 円
修羅場な俺と乙女禁猟区 (ファミ通文庫)修羅場な俺と乙女禁猟区 (ファミ通文庫)
設定が面白い。まだ背景が明らかになっていないヒロイン達と黒幕のじいさん。毒舌の幼馴染メイド、そして養子として御曹司の座をゲットした主人公の切れ者っぷりも好感。『当たり』のラノベ作品です。続編に期待。
読了日:11月26日 著者:田代裕彦
猫見酒 大江戸落語百景 (朝日文庫)猫見酒 大江戸落語百景 (朝日文庫)
時代劇だけど現代的で、難しい漢字にカタカナのフリガナが付いちゃうようなセンスの風野作品。今回はオリジナル落語に挑戦です。こういうスタイルの短篇集もありだなって感心しました。かなりイケてる作品ですよ。
読了日:11月26日 著者:風野真知雄
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)
「神様の~」のSFに比して、ラノベに転換した「課外活動」シリーズという位置づけなの? 前作から沙羅華がかなり成長したのに比べ、綿さんは相変わらずヘタレてます。それにしても『完全生命体』という言葉があまりに非科学的で萎えました。やっぱり機本作品は初期のスタイルを期待したいと思います。
読了日:11月26日 著者:機本 伸司
おおきく振りかぶって(18) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(18) (アフタヌーンKC)
ひぐちさんが捕手目線で試合を見ているという意見に同意。もし秋丸のような奴がいたら、チームで特訓させられて無理やりにでも正捕手に育成すると思うけどなあ。全力を解禁した榛名も、その姿をみて複雑な思いの阿部も、この試合を経て過去を清算するのでしょうか。過去の野球マンガと比較すると決して洗練された絵柄ではないけど、榛名の投球シーンに迫力を感じて引き込まれました。
読了日:11月24日 著者:ひぐち アサ
ダンタリアンの書架6ダンタリアンの書架6
いつもクールなダリアンが「ダリニャン」「ダリ子」って、ゆるキャラみたいになってます。海に落ちて錠前が錆びたりしないか心配。他巻に比べてイラストもユーモラスなカットが多いかな。
読了日:11月22日 著者:三雲 岳斗
ベン・トー 7.5 箸休め 〜Wolves, be ambitious!〜 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 7.5 箸休め 〜Wolves, be ambitious!〜 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
巨乳・メガネっ娘・小悪魔系で従妹かつ幼馴染。あらゆる萌え要素を兼ね備えた著莪にはやられました。サラリーマンレッドの燃える思いと周囲の冷たい視線に『ものの哀れ』を感じます。エビのしっぽの話は『あるある』(私はフライは食べるけど、寿司ネタは残す派です)。あいかわらず愉快な小ネタが満載で楽しめる一冊でした。
読了日:11月21日 著者:アサウラ
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)
宇宙を作ったり神を作ったりと、スケールのでっかいSF設定が機本先生のウリだと思っていたんですが、この作品はなんか小市民的なラノベみたいでした。綿さんは本当に沙羅華がいないと何の役にも立たないの? 『マダオ』(なぜか銀魂)という単語が頭の中に湧き出てどうしようもない読後感なんですけど・・・
読了日:11月19日 著者:機本 伸司
QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
日本古代史の暗黒部に挑んだ壮大なシリーズもひと区切りだそうで。高田先生の知識と努力と考察力には頭が下がります。それにしても不都合な歴史を書き換えて捻じ曲げた太古の権力者の姿が、現代の『つくる会』系の教科書を押しつけてくる連中に重なっているように思えてなりません。
読了日:11月17日 著者:高田 崇史
ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)
浦戸の登場シーンに『地獄の黙示録じゃね?』と思ったあなたは同年代?(笑)。それまで緻密に事を進めていたのに、最後に真砂子が軽率な行動を取るのはちょっと不自然な気もするが、悪霊の登場シーンのためのお約束なんでしょう。全体的には愉快な仲間達の会話に和んでますが、夜に一人になるとやっぱり怖くなるのは、小野作品の巧みなトラップなのでしょうね。
読了日:11月16日 著者:小野不由美
ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔<講談社ノベルス>ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔<講談社ノベルス>
京極版サイバーパンク?。京極作品お馴染みの『立つ本』ですが、分量が負担にならない読書感もいつもの通り。サブタイトルのインクブス・スクブスは夢魔・淫魔のことですが、Hな描写はありませんよね。前作の発表から10年経っているので、復習してから読んだほうがより楽しめそうです。過去を引きずり病んだ妄想に囚われた大人に対し、少女達はそれぞれが心に葛藤を抱えながらも、行動で乗り越えていく力強さが感じられて素敵でした。続編はまた10年後かなあ・・
読了日:11月15日 著者:京極 夏彦
あさひなぐ 3 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 3 (ビッグ コミックス)
とても爽やかなスポ根マンガ。主人公のあさひちゃんは「ぱっとしない女」設定だけど、表情豊かで根性があって、とても魅力的ですね。テンプレート通りの「鬼コーチ登場→地獄の合宿→ビクトリーロード」となるのか? はたまた変化球がくるのか?
読了日:11月10日 著者:こざき 亜衣
ソクラテスの弁明 関西弁訳ソクラテスの弁明 関西弁訳
岩波版を読んだのは10代だったから、「こんな内容だったかな」と確認したような印象。1時間ぐらいであっさり読めました。過去の知性を現代に伝えるためにも、こういう試みはもっと行われるべきだと思う。
読了日:11月09日 著者:プラトン
聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)
輪廻転生ってリサイクルじゃないから! エコじゃないから!!
読了日:11月09日 著者:中村 光
みなみけ(9) (ヤンマガKCスペシャル)みなみけ(9) (ヤンマガKCスペシャル)
相変わらず背景が白いけど、キャラが分かりにくいけど、でも心地よい空気感の中でボケが冴えてます。この巻ではいつもより保坂先輩が素敵じゃない?
読了日:11月08日 著者:桜場 コハル
さよなら絶望先生(27) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(27) (少年マガジンコミックス)
相変わらず安定した面白さ。細かいところにネタが仕込んであるので、単行本でじっくり読みたい作品は数少ないと思う。この巻では千里と晴美のエピソードが良かったな。”三次元は無理!!”
読了日:11月08日 著者:久米田 康治
会社の事件簿!―危機管理21の鉄則会社の事件簿!―危機管理21の鉄則
企業のリスク管理の事例が挙げられており、とても参考になった。でも結局は専門家チームへのアウトソーシングが推奨されている印象。そんな人たちはどこで探せば良いんだろう? 警察OBを再就職させろってことですか?  
読了日:11月08日 著者:小川 真人,白井 邦芳
東京理科大長万部学寮物語東京理科大長万部学寮物語
体験記仕立てになっているが、実際は大学公式の“ノベライズ・ガイドブック”なのだそうだ。多少の『盛ってある』感は否めないが、親元を離れて北海道で全寮制の生活を送り、1年生だけでいろんな活動に取り組む意義は大きいはずだ。実際に理科大の入試の偏差値は基礎工学部が一番低いそうだが、2年になって戻ってきた彼らは偏差値トップの学部をしのぐ成果を挙げているとのこと。受験生はもとより、理科大の学生を採用する企業にも大きなアピールができる内容だと思う。
読了日:11月08日 著者:村上学
トムキンスの冒険 (G・ガモフ コレクション)トムキンスの冒険 (G・ガモフ コレクション)
合間に読むには難しい本だけど、考える時間が沢山ある子供の時に読んでいたらひょっとして・・と思わせるほどよく出来た物理学の入門書だと思いました。こういう名著を大人になるまで知らなかったことがなんだか悔しい。ただこの物量はちょっとキツイ。合本する前のスタイルで再版してくれないかな。
読了日:11月05日 著者:ジョージ ガモフ
フランスを爆走する! 三ツ星マラソン2106km完走記フランスを爆走する! 三ツ星マラソン2106km完走記
最近は日本でも自治体ごとにレースがある感じですが、なんとフランスでは日本の3倍以上の大会が開かれており、それぞれがユニークな特徴を持っているとのこと。病院のなかがコースだったり、給水所でワインが飲み放題だったり・・・読んでいて走りたくなるマラソン体験記です。それにしてもフランスでは、仕事の出来る人に同性愛者が多いという話は知らなかった。珍しく運営の行き届いたレースだと思ったら、同性愛者団体主催だったというオチには「なるほど」と思いました。
読了日:11月05日 著者:菅野 麻美
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)
ガンダムとエヴァは一般教養と思っていたけど、これからの世の中はジョジョも必要だな。三角関係から始まって、巻が進むごとにますます多角形化していく予感がします。たのしく読める作品でした。
読了日:11月05日 著者:裕時 悠示
ダンタリアンの書架5 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架5 (角川スニーカー文庫)
3つのペアが”幻書を回収する者”、”幻書を滅ぼす者”、”幻書を創りだす者”という役割を負っているようだが、もし鍵守と読姫とのペアが変わると役割も変わるのだろうか? それとも読姫たちが役割を負っていて、目的に応じた鍵守を選んでいるのか? と難しいことを考えながらも、「人は揚げパンのみにて生くものにあらず」で敵のネットワークを破壊するシーンでニヤけていました。相変わらず面白い作品です。
読了日:11月05日 著者:三雲 岳斗
ダンタリアンの書架4 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架4 (角川スニーカー文庫)
思わずダリアンの毒舌にツッコミを・・・・「図書館番長?」って、イギリスには”番長”はいないんじゃね。あとカモがしょって来るのはネギだから。大根じゃないから!(笑)
読了日:11月05日 著者:三雲 岳斗
ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)
1巻と比べると世界観が確立しているので、いろいろ遊びが入ってきた印象です。ヒューイも大変そうだけど、ハルも変態呼ばわりされて同情します。幻書とガイドブックを間違えるあたりは痛快。読姫同士の毒舌対決も楽しみです。
読了日:11月05日 著者:三雲 岳斗
恋細工 (新潮文庫)恋細工 (新潮文庫)
読了日:11月01日 著者:西條 奈加

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

2011年11月4日金曜日

10月に読んだ本

10月の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:7351ページ
ナイス数:89ナイス

3/16事件 (講談社BOX)3/16事件 (講談社BOX)
DDDの外伝である「宙の外」が読みたくて入手。火鉈の強さはぶっ飛び過ぎていてちょっとマンガチックですが、ファンにとっては心地よいです。宇宙をも破壊できる妹に命を狙われる兄貴の気持ちを思うと・・・(チーン!)早く続編だしてください。
読了日:10月31日 著者:榎本 俊二,奈須 きのこ
僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ (単行本)僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ (単行本)
最初はサッカーと算数ドリルがどう結ぶ付くのかわからなかったが、読んで納得。仕掛け人である天野さんの企画力と行動力がスゴイし、こういう若い人材が活躍できる土壌があるフロンターレという組織も立派です。最近落ち目の財閥系伝統チームなどは、ぜひ頭をさげて教えを請いに行くべきでしょう。震災後の仙台との開幕ゲームの裏話は、読んでいて目頭が熱くなりました。
読了日:10月31日 著者:天野 春果
百姓貴族 (WINGS COMICS)百姓貴族 (WINGS COMICS)
すっごく面白いけど、大自然の厳しさや生命の尊厳、農業に従事する方々への畏敬の念など、いろんなことを教えてくれる充実した一冊です。冬に裸ジャケットにパン一で出ていくお父さん凄すぎ。畑でサケやシカが捕れたりと、驚愕して笑うしか無いような話が満載です。すかさず家族にも薦めました。北海道が独立したら本当に困るよ、荒川先生!!
読了日:10月30日 著者:荒川 弘
GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)GOSICKVIII下‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)
ツンデレのヴィクトリカに「愛してる」と言わせる場面が、この作品最大のクライマックスだったような気がする。ヨーロッパ至上主義的な発想がちょっと鼻についたけど、お伽話だからイイか。GosickSでアブリルがアメリカを訪れてくるエピソードがありそうな、なさそうな・・・
読了日:10月28日 著者:桜庭 一樹
新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈2〉 (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈2〉 (電撃文庫)
上条ちゃんにかつてない女難が襲いかかる!!。無事を願っていたヒロイン達の元に帰還したヒーローが、折り詰め弁当を下げた酔っぱらいって、どこの昭和喜劇ですか(笑)。この作品ではバトルシーンより、ラブコメ&コントシーンのほうが好きだな。ヒロイン作りすぎで、スピンオフがもっと作れそう。「とある幼女の補習授業」とか・・
読了日:10月27日 著者:鎌池 和馬
キモメン探偵、謎を解くキモメン探偵、謎を解く
日頃はオタクのキモメンだが、水に濡れるとイケメンになるって、どこの乱馬1/2ですか。意表を突いた歴史のウンチクとか、センスのいい言葉遊びが鯨作品の楽しみだったんですが、出来の悪いラノベみたいになっちゃって残念。
読了日:10月26日 著者:鯨 統一郎
昼寝の神様昼寝の神様
ほのぼの爽やかで、素敵な気持ちになれる作品。読みながら装丁をみると、『なるほど』とさらに味わいが深いです。歌のとおりトイレの神様は美人だけど、ドジっ子でさらに和式トイレ限定の神なので最近は存在が弱まるばかり。そんなヒロインに恋をするのが”草食系”昼寝の神と、”肉食系 ”セラミックの神様。やっぱり日本人には小市民的な「八百万の神様」のほうが性に合いますね。
読了日:10月26日 著者:松尾 佑一
ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架2 (角川スニーカー文庫)
アニメ版で取り上げられたエピソードばかりだったので、情景が浮かんでサクサク読み進められた。ダリアンの毒舌が冴えてきて楽しい。次巻以降も楽しみです。
読了日:10月24日 著者:三雲 岳斗
プチ・プロフェスールプチ・プロフェスール
「日常」で有名になったあらゐけいいちのイラストが目を引きますが、シャープさとユーモア度がちょっと違う感じ。でも読み終わってから見ると”なるほど”。「リケジョ」のイメージがリアルじゃない気がするけど、律のエピソードにはホロリとさせられました。今度「不思議の国のトムキンス」読んでみます。
読了日:10月23日 著者:伊与原 新
女医裏物語-かけ出し女医のトホホ体験記女医裏物語-かけ出し女医のトホホ体験記
装丁は狙ってますが、内容は真面目な苦労話です。KO大医学部って、学校名伏せているようで丸わかりじゃん。医療従事者にはもっとゆとりをもって仕事して欲しいと思うんだけど、だれが邪魔しているんだろうね。
読了日:10月22日 著者:神薫
つぶやきのクリーム The cream of the notesつぶやきのクリーム The cream of the notes
「日本経済は成長しなければならない」という前提が間違っているという主張に、今までモヤモヤしていたものがクリアになった気がした。人口も減少し高齢化も進む日本は、アメリカのような拡大より北欧のように成熟を目指すべき。でもそうさせないが資本主義社会の悪意で正体なんだろうけど。
読了日:10月22日 著者:森 博嗣
ヴォイド・シェイパヴォイド・シェイパ
初の時代劇ですが、森作品の特徴であるストイックさや、一見虚無的にも思える空気感、鋭い言葉の切れ味などは、まさに剣豪小説にピッタリなのではないだろうか。すごく面白かったです。
読了日:10月21日 著者:森 博嗣
おかえり。5ねんぶりの生協の白石さんおかえり。5ねんぶりの生協の白石さん
白石さんの誠実な人柄は感じられるけど、「柳の下のドジョウは二匹いなかった。」って感じ。『ニートVSオヤジギャク』みたいな・・・
読了日:10月21日 著者:白石昌則
エリートセックス (幻冬舎新書)エリートセックス (幻冬舎新書)
著者は有名なAV男優で、6000人の女性と共演してきたとのこと。ちょっと下世話な興味で読んでみたら、奥深い内容で感嘆いたしました。やはり極めた人が感じている世界は違うなと。相手を思いやり愛しあうことは理性的な行為だと思うのだが、その先には脳の中心に近い「爬虫類」的な脳に達する境地があるとのこと。うーん、20代の頃に読みたかったなあ。
読了日:10月20日 著者:加藤 鷹
まおゆう魔王勇者 4この手でできることまおゆう魔王勇者 4この手でできること
”学習ファンタジー”もいよいよ佳境。魔王が育成した人材は、主人公を追い抜いて新たな時代を創りだしています。魔王の図書館が未来の知識を蓄積していることは明白なので、メイド姉が突き止めたアイテムが「繰り返し滅亡した世界」を救済するカギになるのでは。最終巻では、これまで影の薄かった魔法使いが重要な役割を果たすとみた!
読了日:10月19日 著者:橙乃 ままれ
純潔のマリア(2) (アフタヌーンKC)純潔のマリア(2) (アフタヌーンKC)
「全員を救済することは不可能なので、公平になにもしない」神と、「不完全だけど自分の出来ることをやる」魔女の、どちらが正しいのか? 立場が違えば答えも異なる。目の前の戦争を止めようとするマリアと、葛藤の末にミカエルの一撃からマリアをかばうエゼキエルのシーンは息を呑む迫力。戦場の真っ只中で「みんな、家に帰ろう」と微笑む魔女マリアには、神々しさと慈愛が溢れていました。
読了日:10月18日 著者:石川 雅之
純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)純潔のマリア 1 (アフタヌーンKC)
「もやしもん」にしてもこの作品にしても、石川先生は相当な仕込みをして書いているはず。その筋から批判があるのも覚悟のうえで、きちんとした歴史観を背景に神学論争を描いている印象です。ジョセフ(2巻で名前判明)の「ならば私は大天使にも弓を射よう」という言葉には、愛情+敬意+親愛+αの複雑な感情が感じられる名セリフだと思います。ちょっと涙ぐんじゃいました。
読了日:10月18日 著者:石川 雅之
をとめ模様、スパイ日和をとめ模様、スパイ日和
装丁とタイトルで興味を引いたので読んで見ました。主人公はマンガ家を目指す派遣社員という設定ですが、マンガに対する愛があまり感じられなかった。それどころか『マンガは子供のもの』という価値観が作中に漂っており、別の仕事をしながらマンガを書いている動機も希薄。”ちょっと流行っているネタだから使ってみました。”みたいな軽薄な作品という印象でした。作中で持ち込み作品にツッコミを入れる出版社の編集が出てくるんですが、この新人作者の担当は何をやっていたんでしょうね。読ませただけで成功?
読了日:10月17日 著者:徳永圭
RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)
鳳城学園って八王子にあったのか。前巻までの描写だと都心にあるものだと思ってました。八王子城の史実や心霊スポットの話は本当だったのですね。なんだか話の進みが遅くてじれったいけど、泉水子のキャラクタからするとやむを得ないのかな。ダラダラと長く続く話にならないといいけど・・・
読了日:10月16日 著者:荻原 規子
「精密力」~日本再生のヒント~―全日本女子バレー32年ぶりメダル獲得の秘密 (主婦の友新書)「精密力」~日本再生のヒント~―全日本女子バレー32年ぶりメダル獲得の秘密 (主婦の友新書)
iPadを現場に持ち込んで注目された眞鍋監督ですが、取り組んでいるのはごくフツーのセオリーを正確・精密にやるということ。と読み取りました。『日本人は一つの正解を求めがちだけど、勝利のためにはダイバーシティな取り組みが必要』という指摘は、まったくその通りだな。と思います。
読了日:10月14日 著者:眞鍋 政義
ZOKUDAMZOKUDAM
4年ぶりに再読。前作と登場人物は同じでも、平行世界の話だったことにようやく気づきました。大人向けの超リアル(?)なロボット物です。カッコイイ戦闘シーンはありません。ロマンスも期待しないでください。「実際に巨大ロボットを作ろうとしたらこんなのだよな」と、会社勤めのゆるーいヒーロー&悪役の日常を、微笑みながら楽しんでください。
読了日:10月14日 著者:森 博嗣
GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)GOSICKVIII上‐ゴシック・神々の黄昏‐ (角川文庫)
ラスボス的存在のブロワ侯爵が、実は矮小な偏執狂だったという印象。ヴィクトリアが優れた予言者だとしても、『カオスの欠片』の精度が悪ければ、結論にも精度は望めない。現実でも戦争をやるような国家では、こんな状況に陥るんだろうなと思った。下巻は引き離された二人が、それまで関わった人たちとの絆で再会に至る、という展開かな?
読了日:10月12日 著者:桜庭 一樹
おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(17) (アフタヌーンKC)
三橋のピッチング描写に慣れていたから、榛名の力勝負が新鮮。榛名VS高橋の勝負には痺れました(しかもお約束と違って打たれるんだもん)。でもひぐち先生の優しい絵柄だと、他の野球マンガに比べてスピード感や力感に欠ける気がするかも。この作品のウリは、現場の感覚に近いトレーニング理論が紹介されている点にあるので、充電して説得力のある作品を書き続けて欲しいです。
読了日:10月11日 著者:ひぐち アサ
神のみぞ知るセカイ 14 (少年サンデーコミックス)神のみぞ知るセカイ 14 (少年サンデーコミックス)
後の修羅場ネタのための伏線を張っている巻。女神達のためとはいえ、複数の女の子を同時攻略してサイテー男呼ばわりされる桂馬に同情(本人は気にしていないようですが・・)。攻略される女の子の気持ちを考えると、ちょっとツライ。ストーリー急展開で面白いし、相変わらず女の子達も可愛いけど、エルシィの笑顔が懐かしい・・みたいな。
読了日:10月11日 著者:若木 民喜
NO.6♯1 (講談社文庫)NO.6♯1 (講談社文庫)
アニメから入りました。紫苑の印象がちょっと違うかも。演出もあるだろうけど、原作のほうがクールで割り切りが早そう。で、それは母さん譲りだったのだな。と原作を読んでわかりました。ネズミはそのままかな。
読了日:10月09日 著者:あさの あつこ
ZOKUZOKU
久しぶりに再読。「ZOKUDOM」や「ZOKURANGER」を読んだ時、ずいぶん世界観が変わった気がしたんですが、やっぱりこの作品は面白かった。”悪乗り”とか”小悪党”感がキーワードです。今だったら「ライトノベルみたい」って言われちゃうんでしょうけどね。”大人買い”じゃないですけど、地位も金持ある人が本気で”悪戯”すると、こんなに夢のある話になるのかと感心しました。ところで品川さんのヴィジュアルって、ドロンジョ様みたいなのかなあ?
読了日:10月08日 著者:森 博嗣
少女不十分 (講談社ノベルス)少女不十分 (講談社ノベルス)
センセーショナルな序盤から始まり、「何やってんだコイツは・・」ともどかしい中盤。そして「ここまでのフラストレーションは布石だったのね」と一気に納得させられる終盤へ。ラストシーンには、登場人物にも読者にも『救済』をもたらす優しさと希望が確かにありました。まあ、西尾作品を読み続けている者だからこそ、理解できる部分もあるとは思いますが・・・。初心者の方は、ぜひ途中でめげないで、最後まで読了してください。
読了日:10月07日 著者:西尾 維新
野良女野良女
「臨死!!江古田ちゃん」か? 作中に出てくるダメ男達に、思い出したくない痛い思い出が掘り出されて切なかったです(暴力は違いますが)。皆さんスイマセンでした!!
読了日:10月05日 著者:宮木 あや子
鬼物語 (講談社BOX)鬼物語 (講談社BOX)
「仮定の話で家庭を持った時のお堅い問題を過程抜きで話したんですねえ」って・・・相変わらず言語センスが突き抜けてます。原作のなかでアニメ版をネタにしたり、「るろ剣」にツッコミいれたり、ルール無用の西尾節はこの作品でも炸裂しています。八九寺との別離のシーンは格別の切なさで、新房監督ならアニメ史に残る名シーンに仕上げてくれるものと思いますよ。ところで「りすか」では主人公が串刺しになったまま放置されているんですけど~。
読了日:10月04日 著者:西尾 維新
人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)
読了日:10月01日 著者:田中 ロミオ

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
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