2011年12月2日金曜日

11月に読んだ本

11月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:8225ページ
ナイス数:132ナイス

ルー=ガルー ― 忌避すべき狼ルー=ガルー ― 忌避すべき狼
2巻を読んだ後に、10年ぶりに再読。両方を読むといろいろ納得がいく。美緒が「まともな会話のできる榎木津」みたいで痛快。事実よりデータが重要視され、個人端末が生活の前提となっている作中の社会は、現実の近未来を予感させる。10年前にこういう状況を想像した筆者は慧眼だが、われわれの未来に対する発想はあんまり進歩していないのかもしれないな。と思った。10年ぶりでも新鮮で、厚さも気にせず読めて面白かった。
読了日:11月30日 著者:京極 夏彦
よつばと! 11 (電撃コミックス)よつばと! 11 (電撃コミックス)
とても大人げなくて、楽しそうなシャボン玉の場面が素敵でした。期待を裏切らない楽しい作品。ボクもとーちゃんみたいなキャラを目指しているんだけど、うちの娘たちは賢すぎて・・・(笑)
読了日:11月28日 著者:あずま きよひこ
トッカンvs勤労商工会トッカンvs勤労商工会
ユーモラスな装丁だけど内容はかなり深い。女性目線だけど「ちょっと濃い味」ぐらい味付けで、けっこう重い内容を軽妙に読ませてしまう文章力には感心します。自分的にはかなり上位にくる傑作でした。強面でクールな鏡が「茨城県産のイチゴなんか、栃木人に持ってきやがって!!」とイチゴうんちくを垂れるシーンは最高のセンスを感じますし、自称イタリア人ネタは身に覚えありです。筆者のサイトをみたら次作は栃木出張編とのこと。期待☆☆☆。
読了日:11月26日 著者:高殿 円
修羅場な俺と乙女禁猟区 (ファミ通文庫)修羅場な俺と乙女禁猟区 (ファミ通文庫)
設定が面白い。まだ背景が明らかになっていないヒロイン達と黒幕のじいさん。毒舌の幼馴染メイド、そして養子として御曹司の座をゲットした主人公の切れ者っぷりも好感。『当たり』のラノベ作品です。続編に期待。
読了日:11月26日 著者:田代裕彦
猫見酒 大江戸落語百景 (朝日文庫)猫見酒 大江戸落語百景 (朝日文庫)
時代劇だけど現代的で、難しい漢字にカタカナのフリガナが付いちゃうようなセンスの風野作品。今回はオリジナル落語に挑戦です。こういうスタイルの短篇集もありだなって感心しました。かなりイケてる作品ですよ。
読了日:11月26日 著者:風野真知雄
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)
「神様の~」のSFに比して、ラノベに転換した「課外活動」シリーズという位置づけなの? 前作から沙羅華がかなり成長したのに比べ、綿さんは相変わらずヘタレてます。それにしても『完全生命体』という言葉があまりに非科学的で萎えました。やっぱり機本作品は初期のスタイルを期待したいと思います。
読了日:11月26日 著者:機本 伸司
おおきく振りかぶって(18) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(18) (アフタヌーンKC)
ひぐちさんが捕手目線で試合を見ているという意見に同意。もし秋丸のような奴がいたら、チームで特訓させられて無理やりにでも正捕手に育成すると思うけどなあ。全力を解禁した榛名も、その姿をみて複雑な思いの阿部も、この試合を経て過去を清算するのでしょうか。過去の野球マンガと比較すると決して洗練された絵柄ではないけど、榛名の投球シーンに迫力を感じて引き込まれました。
読了日:11月24日 著者:ひぐち アサ
ダンタリアンの書架6ダンタリアンの書架6
いつもクールなダリアンが「ダリニャン」「ダリ子」って、ゆるキャラみたいになってます。海に落ちて錠前が錆びたりしないか心配。他巻に比べてイラストもユーモラスなカットが多いかな。
読了日:11月22日 著者:三雲 岳斗
ベン・トー 7.5 箸休め 〜Wolves, be ambitious!〜 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 7.5 箸休め 〜Wolves, be ambitious!〜 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
巨乳・メガネっ娘・小悪魔系で従妹かつ幼馴染。あらゆる萌え要素を兼ね備えた著莪にはやられました。サラリーマンレッドの燃える思いと周囲の冷たい視線に『ものの哀れ』を感じます。エビのしっぽの話は『あるある』(私はフライは食べるけど、寿司ネタは残す派です)。あいかわらず愉快な小ネタが満載で楽しめる一冊でした。
読了日:11月21日 著者:アサウラ
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)
宇宙を作ったり神を作ったりと、スケールのでっかいSF設定が機本先生のウリだと思っていたんですが、この作品はなんか小市民的なラノベみたいでした。綿さんは本当に沙羅華がいないと何の役にも立たないの? 『マダオ』(なぜか銀魂)という単語が頭の中に湧き出てどうしようもない読後感なんですけど・・・
読了日:11月19日 著者:機本 伸司
QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
日本古代史の暗黒部に挑んだ壮大なシリーズもひと区切りだそうで。高田先生の知識と努力と考察力には頭が下がります。それにしても不都合な歴史を書き換えて捻じ曲げた太古の権力者の姿が、現代の『つくる会』系の教科書を押しつけてくる連中に重なっているように思えてなりません。
読了日:11月17日 著者:高田 崇史
ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)
浦戸の登場シーンに『地獄の黙示録じゃね?』と思ったあなたは同年代?(笑)。それまで緻密に事を進めていたのに、最後に真砂子が軽率な行動を取るのはちょっと不自然な気もするが、悪霊の登場シーンのためのお約束なんでしょう。全体的には愉快な仲間達の会話に和んでますが、夜に一人になるとやっぱり怖くなるのは、小野作品の巧みなトラップなのでしょうね。
読了日:11月16日 著者:小野不由美
ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔<講談社ノベルス>ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔<講談社ノベルス>
京極版サイバーパンク?。京極作品お馴染みの『立つ本』ですが、分量が負担にならない読書感もいつもの通り。サブタイトルのインクブス・スクブスは夢魔・淫魔のことですが、Hな描写はありませんよね。前作の発表から10年経っているので、復習してから読んだほうがより楽しめそうです。過去を引きずり病んだ妄想に囚われた大人に対し、少女達はそれぞれが心に葛藤を抱えながらも、行動で乗り越えていく力強さが感じられて素敵でした。続編はまた10年後かなあ・・
読了日:11月15日 著者:京極 夏彦
あさひなぐ 3 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 3 (ビッグ コミックス)
とても爽やかなスポ根マンガ。主人公のあさひちゃんは「ぱっとしない女」設定だけど、表情豊かで根性があって、とても魅力的ですね。テンプレート通りの「鬼コーチ登場→地獄の合宿→ビクトリーロード」となるのか? はたまた変化球がくるのか?
読了日:11月10日 著者:こざき 亜衣
ソクラテスの弁明 関西弁訳ソクラテスの弁明 関西弁訳
岩波版を読んだのは10代だったから、「こんな内容だったかな」と確認したような印象。1時間ぐらいであっさり読めました。過去の知性を現代に伝えるためにも、こういう試みはもっと行われるべきだと思う。
読了日:11月09日 著者:プラトン
聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)
輪廻転生ってリサイクルじゃないから! エコじゃないから!!
読了日:11月09日 著者:中村 光
みなみけ(9) (ヤンマガKCスペシャル)みなみけ(9) (ヤンマガKCスペシャル)
相変わらず背景が白いけど、キャラが分かりにくいけど、でも心地よい空気感の中でボケが冴えてます。この巻ではいつもより保坂先輩が素敵じゃない?
読了日:11月08日 著者:桜場 コハル
さよなら絶望先生(27) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生(27) (少年マガジンコミックス)
相変わらず安定した面白さ。細かいところにネタが仕込んであるので、単行本でじっくり読みたい作品は数少ないと思う。この巻では千里と晴美のエピソードが良かったな。”三次元は無理!!”
読了日:11月08日 著者:久米田 康治
会社の事件簿!―危機管理21の鉄則会社の事件簿!―危機管理21の鉄則
企業のリスク管理の事例が挙げられており、とても参考になった。でも結局は専門家チームへのアウトソーシングが推奨されている印象。そんな人たちはどこで探せば良いんだろう? 警察OBを再就職させろってことですか?  
読了日:11月08日 著者:小川 真人,白井 邦芳
東京理科大長万部学寮物語東京理科大長万部学寮物語
体験記仕立てになっているが、実際は大学公式の“ノベライズ・ガイドブック”なのだそうだ。多少の『盛ってある』感は否めないが、親元を離れて北海道で全寮制の生活を送り、1年生だけでいろんな活動に取り組む意義は大きいはずだ。実際に理科大の入試の偏差値は基礎工学部が一番低いそうだが、2年になって戻ってきた彼らは偏差値トップの学部をしのぐ成果を挙げているとのこと。受験生はもとより、理科大の学生を採用する企業にも大きなアピールができる内容だと思う。
読了日:11月08日 著者:村上学
トムキンスの冒険 (G・ガモフ コレクション)トムキンスの冒険 (G・ガモフ コレクション)
合間に読むには難しい本だけど、考える時間が沢山ある子供の時に読んでいたらひょっとして・・と思わせるほどよく出来た物理学の入門書だと思いました。こういう名著を大人になるまで知らなかったことがなんだか悔しい。ただこの物量はちょっとキツイ。合本する前のスタイルで再版してくれないかな。
読了日:11月05日 著者:ジョージ ガモフ
フランスを爆走する! 三ツ星マラソン2106km完走記フランスを爆走する! 三ツ星マラソン2106km完走記
最近は日本でも自治体ごとにレースがある感じですが、なんとフランスでは日本の3倍以上の大会が開かれており、それぞれがユニークな特徴を持っているとのこと。病院のなかがコースだったり、給水所でワインが飲み放題だったり・・・読んでいて走りたくなるマラソン体験記です。それにしてもフランスでは、仕事の出来る人に同性愛者が多いという話は知らなかった。珍しく運営の行き届いたレースだと思ったら、同性愛者団体主催だったというオチには「なるほど」と思いました。
読了日:11月05日 著者:菅野 麻美
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる (GA文庫)
ガンダムとエヴァは一般教養と思っていたけど、これからの世の中はジョジョも必要だな。三角関係から始まって、巻が進むごとにますます多角形化していく予感がします。たのしく読める作品でした。
読了日:11月05日 著者:裕時 悠示
ダンタリアンの書架5 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架5 (角川スニーカー文庫)
3つのペアが”幻書を回収する者”、”幻書を滅ぼす者”、”幻書を創りだす者”という役割を負っているようだが、もし鍵守と読姫とのペアが変わると役割も変わるのだろうか? それとも読姫たちが役割を負っていて、目的に応じた鍵守を選んでいるのか? と難しいことを考えながらも、「人は揚げパンのみにて生くものにあらず」で敵のネットワークを破壊するシーンでニヤけていました。相変わらず面白い作品です。
読了日:11月05日 著者:三雲 岳斗
ダンタリアンの書架4 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架4 (角川スニーカー文庫)
思わずダリアンの毒舌にツッコミを・・・・「図書館番長?」って、イギリスには”番長”はいないんじゃね。あとカモがしょって来るのはネギだから。大根じゃないから!(笑)
読了日:11月05日 著者:三雲 岳斗
ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)ダンタリアンの書架3 (角川スニーカー文庫)
1巻と比べると世界観が確立しているので、いろいろ遊びが入ってきた印象です。ヒューイも大変そうだけど、ハルも変態呼ばわりされて同情します。幻書とガイドブックを間違えるあたりは痛快。読姫同士の毒舌対決も楽しみです。
読了日:11月05日 著者:三雲 岳斗
恋細工 (新潮文庫)恋細工 (新潮文庫)
読了日:11月01日 著者:西條 奈加

2011年11月の読書メーターまとめ詳細
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