2014年8月1日金曜日

2014年7月に読んだ本

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:5910ページ
ナイス数:172ナイス

(P[は]4-1)アイドル潜入捜査官 小田切瑛理 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[は]4-1)アイドル潜入捜査官 小田切瑛理 (ポプラ文庫ピュアフル)感想
一番のセールスポイントは表紙です。ストーリーとかどうでもよくて、ギャップ萌えを楽しむ状況が書ければ良かったような印象。最後に達人同士のキャットファイトがあれば、結構締まった終わり方になった気もします。それでもアイドルの挨拶が「殴られたい奴ここに並べ!」っていうのは傑作でした。
読了日:7月30日 著者:英雄飛
蹴る群れ (集英社文庫)蹴る群れ (集英社文庫)感想
サッカー本というより、フットボーラーのナマの声で理不尽な時代を伝えるノンフィクションです。差別や貧困に抗った者達、独裁者のまえでケツを見せた男、日本サッカー界の裏歴史・・・etc。もうブラジル大会での敗退なんてすごくちっちゃいことだと思わせるほど。それはもちろん幸せなことなのですが。もしサッカーが好きな歴史の先生がいたら、ぜったい逃せない本です。
読了日:7月29日 著者:木村元彦
給食のおにいさん 進級 (幻冬舎文庫)給食のおにいさん 進級 (幻冬舎文庫)感想
『3部作の2作目はモヤモヤで終わるの法則』のとおりでした。大人げないことを言うと、給食調理員がイジメや育児放棄を解決するってあり得ないよな。とか思うんですけど、グルメ物のスタイルとして確立しているからアリなんでしょうね。ここまで来たらイスラエルとアラブに食で和平をもたらす小説とか読んでみたいかも。
読了日:7月27日 著者:遠藤彩見
憧憬☆カトマンズ憧憬☆カトマンズ感想
小気味よい宮木節が炸裂していて、この作品もサイコーです。「蟹工船」が「カニ光線」なんて、50年間なんでこのギャグ思い付かなかったんだろうって悔しいぐらいのセンス。終盤で後藤ちゃんがセンター長ひっぱたいて説教するセリフ、派遣をナメて都合良く使い捨てるヤツらにぜひ聞かせたいよね。
読了日:7月26日 著者:宮木あや子
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)感想
アニメで予習済みだったせいか、遺跡の場面がかなりダイナミックに感じました。文章単独だと難しかったかも。しかしアニメスタッフはそーとー気合入れてましたね。キャラクタも補完されて魅力的でした。ラノベではかなりセンスの良い作家さんです。続きも楽しみ。
読了日:7月25日 著者:鳳乃一真
ラグビー「観戦力」が高まるラグビー「観戦力」が高まる感想
ちょっと対象が分かりかねる内容。システムや戦術に興味がある人には物足りないし、これから興味を持って欲しい人には難しいと思う。これまで多かった、過剰な演出の人間ドラマに陥らなかったのは好ましいが・・・。ラグビージャーナリズムも限られた人ばかりになっているので、新しい「血」が必要だと思う。
読了日:7月25日 著者:斉藤健仁
性と柔: 女子柔道史から問う (河出ブックス)性と柔: 女子柔道史から問う (河出ブックス)感想
溝口さんと同じ大学の出身なので興味を持ちました。素人なので断片的な理解ですが、1.複数あった流派から、進駐軍によって一番『弱い』講道館が選ばれて近代柔道になった。2.本家を名乗る日本では女子の試合を禁止していたため、海外から女子柔道競技が逆輸入される事態に。3.現役時代の「強さ」が協会の威光となるため、重量級出身者ばかりが出世するのが柔道連盟。4.前会長の上村氏が集金力を向上させて競技力も上がったが、現場の事故が前より多発するようになった。うーん、なんとも胡散臭い世界だ。学校での武道必修化は大丈夫か?
読了日:7月25日 著者:溝口紀子
ばらかもん(9) (ガンガンコミックスONLINE)ばらかもん(9) (ガンガンコミックスONLINE)感想
ダッシュ東野の小物っぽさがサイコーです。ヒロシの目を通してみる半田センセイはかっこいいのなんのって・・・
読了日:7月19日 著者:ヨシノサツキ
1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)感想
あまりジャンプっぽくなくて、かなり少女マンガのテイストに近い。わかりやすくて、逆にこの王道っぽさに泣けます。ちょっと凹んでいるときにはオススメ。
読了日:7月19日 著者:中村尚儁
COVERED M博士の島COVERED M博士の島感想
黒猫シリーズは読んでいたので、ミステリーとしてより独自の美学に期待してましたが、ほぼ期待通りだったかな。途中では外見とアイデンティティにウェイトを置くのかなと思ったけど、そうでもなかったかも。広げた風呂敷をしわくちゃのままポイっとしちゃったような気がしますが、そこも計算どおりなんでしょう。もし万人に受け入れられる「女性の美」があるとしたら、人気歌手や政治家のようにそーとーわかりやすくて凡俗なものだと思いますけどね。
読了日:7月19日 著者:森晶麿
富士学校まめたん研究分室 (ハヤカワ文庫JA)富士学校まめたん研究分室 (ハヤカワ文庫JA)感想
ハヤカワだからSFかなと思いきや、自衛隊や防衛省といった組織内の利害調整で開発が進行していくのが意外。タチコマみたいな思考戦車じゃなく機能を限定した歩兵代替兵器なら、今の「枯れた」技術での組み合わせで実現可能なんでしょうね。でも優秀な女性エンジニアが”30歳処女”とか”コミュ障”とか、どこか欠損した存在じゃないと気がすまないのはいかがなものか。「自分より優秀な女性は、変人じゃないと許せない」男のコンプレックスが透けて見えるようで不快です。出版界にも「都議会セクハラやじ」的な価値観が根深いんでしょうね。
読了日:7月15日 著者:芝村裕吏
あぽわずらい あぽやん3あぽわずらい あぽやん3感想
某日航を想起させる状況設定のなかで、サービス重視とコスト重視の軋轢に遠藤クンは心を病んでしまう。そんな状況で、たとえ直接会えなくても支えてくれた森尾さんが、読者の立場でもとてもありがたくて嬉しかった。ただ少数のうかつだったりわがままだったりする客に対する骨折りのコストが、多数の真面目な客の料金にも転嫁されるような構造になってないかと心配するのも確か。あと「私は永遠の妹キャラ」って主張する同僚は、ちょっと勘弁して欲しいかな。
読了日:7月13日 著者:新野剛志
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (角川スニーカー文庫)俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (角川スニーカー文庫)感想
アニメ補完で読んでます。奏クンの選択肢がシャレにならないけど、お断りファイブやショコラのギャグで救われてますよね。ラノベ界の幾多のツンデレキャラのなかでも、雪平のギャップ度は最高峰。彼女のセリフだけでも、この作品を読む価値アリです。
読了日:7月13日 著者:春日部タケル
灰と話す男 消防女子!! 高柳蘭の奮闘灰と話す男 消防女子!! 高柳蘭の奮闘感想
決して洗練されていないけど、消防士の仕事に対する矜持は伝わる作品だと思います。それに反して刑事は悪役でしたけど。
読了日:7月10日 著者:佐藤青南
お任せ!  数学屋さん (一般書)お任せ! 数学屋さん (一般書)感想
男の子はちょっと変わり者だけど、完全自分オンリーの超安心展開。恋愛至上主義の少女マンガに数学のスパイスを加えてみました・・・みたいな。女の子に告白するかしないかで数式なんかいらないよね。
読了日:7月8日 著者:向井湘吾
ベン・トー 12 デザートバイキングプライスレス (ベン・トーシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 12 デザートバイキングプライスレス (ベン・トーシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)感想
なるほど、マルチエンディングなわけですね。個人的には白粉エンドもよかったんじゃないかと思うんですけど。
読了日:7月8日 著者:アサウラ
おおきく振りかぶって(23) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(23) (アフタヌーンKC)感想
三橋のストレートって「魔球」じゃなかったの? 本当にいるタイプなのかなあと思うぐらい、わりと科学的でしかも現場っぽい説明がされてます。モモカンもお父さんに突っかかるようなセリフを吐くあたり、『野球の女神』じゃなくて、フツーの娘さんなんですね。あらたな「コーチ」が加わり、2強の一角に挑む西浦の次巻の活躍に期待です。
読了日:7月4日 著者:ひぐちアサ
問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい感想
山田さんの本は何冊か読んでいたが、とくに目新しい内容はなかったと思う。流行りに乗って、萌えマンガくっつけてみました・・みたいな。
読了日:7月4日 著者:山田真哉
砂の栄冠(18) (ヤングマガジンコミックス)砂の栄冠(18) (ヤングマガジンコミックス)感想
まさかの展開。なんてこった。しかし七嶋の不調をチームとして乗り越えた時、甲子園で優勝できるチームに生まれ変わるって筋書きか?!
読了日:7月4日 著者:三田紀房
ラストイニング 44 (ビッグコミックス)ラストイニング 44 (ビッグコミックス)感想
オレらのころは「ドカベン」とか「キャプテン」で、今の子はこれとか「おおふり」とか「砂の栄冠」とかを読んでいるんだもん。野球観が違うはずだよ。知性レベルが違いすぎる。本当に面白かった。
読了日:7月4日 著者:神尾龍
フォグ・ハイダ - The Fog Hiderフォグ・ハイダ - The Fog Hider感想
命を奪うのは嫌だけど、技を極めようとするゆえに達人と剣を交えたい己も存在する。「なにも溶けていない水はない」という和尚の言葉が印象的だが、ゼンの思考は矛盾ある生を数学的に理解しようとしていると感じられる。こんなこと言うのは野暮かもしれないが、人が死ぬときはいろんなものをぶちまけて、汚くみっともなく事切れるものだろうに。
読了日:7月2日 著者:森博嗣

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