2013年6月1日土曜日

2013年5月に読んだ本

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:25冊
読んだページ数:6534ページ
ナイス数:94ナイス

のうりん 5 (GA文庫)のうりん 5 (GA文庫)感想
相変わらずおバカなギャグ満載ですが、真面目な問題提起でいろいろ考えさせてくれる作品です。実は生命の素晴らしさと下ネタは表裏一体なのかもね。印象的な箇所はたくさんあったのですが、サーカスの動物達を声がけによるコミュニケーションで調教した実例が紹介されていたことが興味深い。よく体罰教師が「子供は動物と一緒」っていうけど、教える側の未熟さや不勉強が招いたことなのだなと反省した。アニメ化するそうですが、ただのバカアニメにしないで、この作品の持つ二面性に真摯にチャレンジしてほしいです。
読了日:5月31日 著者:白鳥 士郎
皇帝の新しい服 (講談社ノベルス)皇帝の新しい服 (講談社ノベルス)感想
初・石崎作品。いきなりの女子高生の暴言にちょっと引きました。漫才のような掛け合いを楽しむシリーズなの? 「理想の男性は死ににくい人」っていうフレーズはユニークすぎる(笑)。浮気を隠すために4人も5人も殺すかなあ? とか、いかにもミステリーのためのような儀式とか、浮気相手が不自然に現場にいるとか、そもそも奥さんの浮気をなんで他人にあばかせるんだよ。とか、突っ込みどころはたくさんあるけど、軽妙な会話やテンポ感は楽しめました。
読了日:5月30日 著者:石崎 幸二
はたらく魔王さま!〈3〉 (電撃文庫)はたらく魔王さま!〈3〉 (電撃文庫)感想
魔王が”本当は良い奴”設定なんだから、相対的に天界は悪役になりますよね。堕天使ルシフェルは伏線? のちのち魔王軍侵攻の背景が明らかになるのが楽しみです。
読了日:5月30日 著者:和ヶ原 聡司
体脂肪コントロールトレーニング―毎月1kg減でリバウンドなしの体へ体脂肪コントロールトレーニング―毎月1kg減でリバウンドなしの体へ感想
夕食を分割して食べる方法はアリですね。仕事が終わってちょっと寄り道なんてときにおにぎり食べるのが理論的にもOKなのは福音(笑)。お米のアミノ酸スコアって結構高いので、この本で紹介されている食事メニューは納得できます。まあ一番問題なのは意思の弱さなんですけどね。
読了日:5月30日 著者:佐々木 豊
いざ志願!おひとりさま自衛隊いざ志願!おひとりさま自衛隊感想
表紙はラノベみたいだけど、実は骨太のノンフィクション。軽薄な文体はハードな内容で引かれないための工夫だろう。「武力放棄を謳っている政党本部にも警備員はいる」という指摘は問題の真理を突いているし、「我々自衛官には命より重たいものがある。それは国民を守るという使命感だ」という教えも重みがあった。世界の紛争地域を見てきた宮嶋茂樹の解説も必読です。こういう体を張って非常時に備えている方の言葉に比べると、屁理屈野郎のカッコ悪さが際立つなと、ずいぶん反省しました。
読了日:5月28日 著者:岡田 真理
おしかくさまおしかくさま感想
表紙の印象からコメディかと思ったらけっこう深い。マックス・ヴェーバーみたいな内容でした。以前の教育指導要領で「生活する力を身に付ける」なんて言ってたけど、金銭を不浄なものとする感覚は確かに的外れ。それでも終盤で「お金で買えないものは過ぎ去った時間だ」と言ってくれたことにホッとしているのは、自分の柔軟性の限界なのかも。
読了日:5月28日 著者:谷川 直子
スポーツでもっと活躍できる!子どもをアスリートの体にするための本 (コツがわかる本!)スポーツでもっと活躍できる!子どもをアスリートの体にするための本 (コツがわかる本!)感想
子どもにスポーツを教える立場の人は必読。昔は外遊びで勝手に獲得されていた運動能力が今の子では本当に低下しています。小学校低学年から休日を野球漬けにしている少年野球の指導者とかって、こういう視点あるんだろうか?
読了日:5月27日 著者:
バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)感想
「昨日の敵は今日の友」という王道展開で、2年VS3年の試召戦争に突入。まあ雄二の気持ちに疑いの余地はなかったけどね。さて明久ルートは次巻でどのような決着をみるのでしょうか?
読了日:5月27日 著者:井上堅二
町民C、勇者様に拉致される (レジーナブックス)町民C、勇者様に拉致される (レジーナブックス)感想
なんというか少女マンガのような作品。主人公はセルフツッコミで自分のことを卑下しつつも、生来の(決して獲得したものではない)特殊能力を持っていて、2人の美形男子が半ば強制的に旅に連れ出してくれるという、本人の主体性全く無しで美味しい状況を獲得します。やがてほのかな三角関係という流れがお約束なのでしょう。
読了日:5月27日 著者:つくえ
新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座 (このライトノベルがすごい!文庫)新装版 冲方丁のライトノベルの書き方講座 (このライトノベルがすごい!文庫)感想
日頃好き勝手に感想など書いているが、こういう作家の裏話や苦労を聞くと「ごめんないさい」と・・・。玉石混交のラノベ業界ですが、冲方氏のようにそこから卒業していく方や、有川浩さんや榊一郎さんのように地位を築いても「ラノベ作家」を名乗る方もいて、そのダイナミズムに注目しています。
読了日:5月27日 著者:冲方 丁
「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー感想
高校野球では全国で1/2のチームが初戦負け。3年間全敗もけっこう普通にあるそうだ。超進学校が週1回の練習でも昨年4回戦進出という結果に最初は驚いたが、この本を読んで合理的な方法で勝利を目指しているなと感じた。本書ではあまり紹介されていないが、彼らは自主練で筋トレに励んでパワーアップを図っているそうだし、聞いた話では甲子園最多勝の高島監督率いる智弁和歌山も、練習の大半はバッティングだそうですよ。
読了日:5月21日 著者:高橋 秀実
浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)感想
このシリーズ初の長編だが、小気味よさが無くなってしまった気がする。前の2冊が数学の証明のように簡潔だったのに対し、何か思わせぶりでドロンとした文体になってしまったのが残念。「読者への挑戦」なんてものが加わっていたのも、もしかして分量を稼ぐための小細工だったんじゃ・・・
読了日:5月21日 著者:青柳 碧人
おおきく振りかぶって(21) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって(21) (アフタヌーンKC)感想
飲酒とか喫煙に巻き込まれたくないから、クラスの文化祭の打ち上げに参加しない。というところはずいぶんしっかりしているなと感心したが、部員全員がそんな高い意識を持っているのは、甲子園常連校でも珍しいんじゃないかな。武蔵野第一戦では秋丸を成長させることで、ライバル校を伸ばそうとしているのか? ここで譲って夏には・・・(笑)
読了日:5月17日 著者:ひぐち アサ
犬とハサミは使いよう (1) (カドカワコミックス・エース)犬とハサミは使いよう (1) (カドカワコミックス・エース)感想
原作を読んでいると「ビジュアルが欲しいな」と感じる箇所が多いので、コミカライズは効果的。文章でパンチがある箇所と、ビジュアルでパンチのある箇所は微妙に違うな。と感じたことが新たな発見でした。このあともパワーのあるキャラが出てくるので、続編がとても楽しみです。ところで犬の表情って難しいのね。
読了日:5月17日 著者:大庭 下門
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫)感想
この巻はバランス感覚が絶妙。お得意のパロディセンスは冴え渡っているけど、同時に”夏目漱石を超えた!”と言っても良いぐらい人間の深い部分を描いています。”いじめ”とか”スクールカースト”なんて概念は無くても、昔からそういう現象はあったはず。自殺させて逃げるのではなく、邪道でしかもその場限りだとしても、深刻な問題を解決してみせたのは、かの文豪も白旗を上げざるを得ないのでは。終盤の「それでも・・・比企谷君とは仲良くできなかっただろうな」と、敬意と嫉妬を同時に認める葉山の言葉も、まさに名台詞ですね。
読了日:5月15日 著者:渡 航
ウェブで政治を動かす! (朝日新書)ウェブで政治を動かす! (朝日新書)感想
ネットを通じて発言を盛んに行うことで、人口的には少数派の若者の意見を政治に反映する可能性を感じた。大げさな肩書きもない金髪おじさんの津田氏が政府の審議会の委員になったことに意義を感じる。本来政治家には正しい発言力が必要なはず。ネット選挙の導入で旧来の根回し・裏工作主体の政治家像が改まることに期待したい。
読了日:5月14日 著者:津田大介
VS!!3 ―アルスマグナの戦闘員― (電撃文庫)VS!!3 ―アルスマグナの戦闘員― (電撃文庫)感想
1巻だけで完結したら名作だったんだけどなあ。結局『オレたちの戦いはこれからだ!』的結末になっちゃったでしょ。
読了日:5月13日 著者:和泉弐式
前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理前世探偵カフェ・フロリアンの華麗な推理感想
軽妙で楽しめたけど、ストーリー自体はそれほど目新しくもなかったかな。「前世」「オネエ」という要素はキャッチーだけど、探偵がオネエキャラでなくても別に影響なかったかもしれません。ところで情報収集役の私立探偵おやじのギャラは誰が払ってるの?
読了日:5月13日 著者:大村 友貴美
はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫)感想
大家さんの写真、アニメでは隠してましたね。放送中のアニメがすごく出来が良くて、うまく相乗効果を発揮してます。ところで天使サリエルとくると、どうしても「アザゼルさん」のキャラを想像してしまうのがツライ(笑)
読了日:5月13日 著者:和ヶ原 聡司
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6 (GA文庫)感想
真涼がキャラ崩壊・・というか、本心が明らかになって好感度は増した印象。父親の元に向かった真涼に対し、鋭太の”花嫁奪回?”が見られるのか。ところでカオルくんともフラグ立ってんじゃね。
読了日:5月13日 著者:裕時 悠示
理想のヒモ生活 1 (ヒーロー文庫)理想のヒモ生活 1 (ヒーロー文庫)感想
キャッチが最高。タイトルと絵師さんのファインプレーだけど、内容も期待以上の面白さ。図書館で借りたけど、すかさず次巻も予約しました。異次元+大奥? 異世界で頼れるのが奥さんしかいないなら、気に入られるように頑張るよね。子作りに励む主人公というのは、主婦の友社ならでは?
読了日:5月13日 著者:渡辺 恒彦
神去なあなあ夜話神去なあなあ夜話感想
前巻同様面白かったけど、『日常』がとても素敵な作品だったので、正直続編は微妙だった気もします。”100%勝つ方法が分かっている勝負”みたいな印象を受けました。勇気は直紀さんにふさわしい男になれたのかな?
読了日:5月8日 著者:三浦 しをん
十二単衣を着た悪魔十二単衣を着た悪魔感想
タイムトリップ物の変形で、あの洋画の日本版で、源氏物語の新解釈。発想と題材の選択がちょーCOOL! いままで源氏物語を現代語にしたりマンガにしたりと、普及のためのいろんな方法が取られてきましたが、この作品を読んだことで初めてこの世界が身近に感じられました。中・高校生にも薦めたいところですが、源氏の君のケダモノっぷりにドン引きされそうだなあ。
読了日:5月8日 著者:内館 牧子
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 2 (MFコミックス アライブシリーズ)お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 2 (MFコミックス アライブシリーズ)感想
電車の中で読むにはちょっと引くタイトルだけど、良い意味ラノベらしく楽しい作品です。2巻でアニメ版の設定まで持ってきたのかな。次巻も楽しみです。
読了日:5月5日 著者:緑青 黒羽
秘密結社 来夢来人  まほうびんぼう (徳間文庫)秘密結社 来夢来人  まほうびんぼう (徳間文庫)感想
なごみ系ですごく楽しい作品。魔法は有料で、「魔法少女ベーシックコース フリープラン」とか、携帯みたいなぼったくり感が。ラーメンが不味くなる呪いとかも、おもわずニヤニヤしちゃうセンス。表紙もサイコー。スカッとしたコメディーをご希望の方にお勧めです。
読了日:5月1日 著者:伊藤 螺子

読書メーター